みなみぐち動物病院のホームページ 宝塚市 南口
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● 犬の「アトピー」について
現代病というか、近年犬達の間でも

「アトピー性皮膚炎」

なるものが増加しつつあります。

原因は環境中のハウスダスト、カビ、花粉、その他多岐にわたるので、検査によってその全てを解明するのは不可能です。

一般の子であれば全く影響のないこれらの物質でも、アトピーの体質を持った子は過剰に反応し、強い痒み、炎症、フケ、脱毛などを伴った重い皮膚炎に発展する可能性もあります。

もちろん直接死に結びつくような病気ではありませんが、患者のQOL(生活の質)を著しく乱すという点で非常に怖い病気だということには間違いありません。

症状が進行すると掻きむしった傷口から細菌が進入し、外耳炎等も併発するようになるので強い異臭を放つようになります。こうなっては特に室内犬であれば飼い主のQOLまで損なわれるに違いありません。

治療には様々なオプションがありますが、最も一般的なのはステロイドの内服による治療法です。
 
ステロイドは安価で即効性もあり、有効率も100%近い、特に犬では人間に比較して副作用がでにくい、といった理由で使用される事が多いと思います。

といっても長期にわたる服用はやはり患者の内分泌を撹乱する可能性もあり、副作用の危険性も出てきます。

そこでなるべく短期間のうちに薬を減薬する必要性が生じてくるわけですが、そこで症状が再発してしまうと、他の免疫抑制剤のような、副作用は少ないものの高価な薬を使用せざるを得なくなってきます。

これに対し、全く別のアプローチである治療法が一般の動物病院でも導入されるようになってきました。

それが

「犬インターフェロン療法」

です。

この治療法はこれまでのような、いわば

「症状を抑え込む」

治療とは異なり、

「インターフェロン」

という、免疫のバランスを整える生体内物質を外部から注入することによってアトピーという体質自体の改善を図った治療法です。

最初は頻回の注射が必要になりますが、この治療法が功を奏すれば将来的な薬物の投与が大幅に減少できる可能性があります。

まずは動物病院に御相談下さい。

● 百合にご注意
猫ちゃんは草や花をガジガジするのが大好きっていう子が多いですよね。
うちの3匹も、花を飾ればあっという間に狙われて、花瓶をひっくり返したりして大変です。

そんな綺麗なお花の中でも、百合の花は、猫ちゃんには注意して頂きたいのです。
お花屋さんで売られている、カサブランカやソルボンヌといったゴージャスな百合も、鉄砲百合などの日本産のものも、猫にとっては「毒」、それも結構な強毒です。
(じゃあユリネはどうなの?と聞かれると、正直分からないのですが、食べさせないに越したことはなさそうです。)
原因は、実は未だ不明なのですが、百合の花粉を食べただけでも、急性の腎障害をおこすことがあります。
そしてなぜか、犬は大丈夫なようです。

このように、私たちの身近にあるもので、動物にとっては案外毒性のあるものがあったりします。(他のものも、また後日掲載する予定です。)

万が一食べてしまったとき、時間がまだ経っていなければ、吐かせることが最優先です。(中には吐かせないほうが良いものもありますが)
変なものを食べたと思ったときは、なるべく早く動物病院に連絡して、指示を仰ぐことが大事だと思います。

おかげでうちの病院は百合は絶対に飾れないのでした・・。